地震地学のほかに
新潟の地震を考える ---番外編---
2025年9月24日更新
地学全般、随想その他
【著者プロフィール】
河内一男 KAWAUCHI Kazuo
博士(理学)
研究センター 日本海東縁の地学 代表
新潟県新発田市在住
経歴:1974年東京教育大学理学部地学科地質学鉱物学専攻卒業.芝浦工業大学工業高校教員,新潟県立・新潟市立高校教員.新潟県立教育センター科学教育課職員.1995年、教育センター在職中に起きた新潟県北部地震がきっかけに,当時、新潟大学積雪地域災害研究センターにおられた大木靖衞教授のもとで,地震活動履歴と地殻変動の調査研究を行なうことになった.当時の県立教育センター青木一男所長からは「本来業務に支障がなければ良かろう」ということで、許可していただいた.翌1996年、前期課程を飛び級で新潟大学博士後期課程入学,勤務先は県立西新発田高校に異動となった.1998年,1年飛び級で同課程修了.博士(理学)の学位取得.その後も「本来業務である教員の仕事に支障のない範囲で」地震地学の研究活動を続けた。
2011年(平成二十三年)3月の定年退職後,非常勤講師として県内高等学校(2011-),新潟薬科大学(2012-25),上越教育大学(2014-16)で物理・化学・生物・地学・地学実験・大地の構造と地震 などの科目を担当.
教員となってから,職名は教諭,指導主事(主事とは事務職員のこと),課長(これも事務職員の職名),教諭,教頭,校長,非常勤講師と目ま苦るしく変わった.いずれのときも,本来業務の傍らで,微力ながら,日本海東縁地域の地震地学に関する研究や理科教育の普及活動に従事してきた.
趣味:謡曲,弓道,野良仕事
(注).
写真:新潟県東蒲原郡阿賀町にて.背景の山は飯豊連峰大日岳山系の櫛ヶ峰,右手奥は飯豊本山.(2012.11.28撮影)
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(注)野良仕事
薪作り:2011年(平成二十三年)の秋から自宅の暖房に薪ストーブを導入しました.利便性で比べたら既設の暖房器具には遠く及びません.しかし,木こり,薪割りは実に楽しい労働です.また,ストーブ前の団らんには何物にも代えがたい心地よさがあります.
里山は手入れ不足のため荒れる一方です.楢枯れや松枯れによる倒木は朽ち果てるままになっています.薪ストーブの利用が,わずかでも省エネと里山の保全に貢献できることを願っています.
裏庭での薪割り(左).表の来客用駐車場での薪割り(右).
農作業:親が残した田畑が越後平野の最北部、胎内市というところにあります.これと,これまた親譲りの手と足を資本に,江戸時代と大して変わらない農具と有機肥料で野菜作りをしています.〔現在住んでいる所からは随分遠いのですが、耕作放棄地になると周りにご迷惑をおかけします。それで、田畑のほとんどは親戚の人に耕作や草刈りなどの管理をお願いしています。それでも先祖代々のお墓のある周りの畑だけ、細々とやっている次第です。正直に言いますと、植え付けや収穫の見極めなどの頭を使う仕事は全て私の同居人(妻)がやっています。〕
収穫の一部です.
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「番外編」の記事一覧
・沖積平野下の埋没樹は越後大津波の遺物か[23.9.16]
・海陸風[19.1.3掲載]
・海陸風と災害19.1.3掲載]
・海陸風と原発災害の放射線汚染の帯[19.1.3掲載]
・火山が起こす津波[19.1.1掲載]
・日本地震学会秋季大会発表予定予稿[18.7.17掲載]
・どんなときに里雪になるのか[18.1.25掲載]
・地震の揺れが見える[15.2.14]
・どの方向の本棚が倒れやすいか[12.6.22]
・地震感知器の紹介[12.9.4]
・新潟は津波の少ないところ?[12.3.5]
・水面波の共振実験を地震学へ応用する[12.2.1]
・瀬波温泉海岸の鯨化石[2020.9.6掲載]
・郷土史の道草(これは地学以外の内容です)
・ラミナ、流痕のできかた[2019.1.23掲載]
・最近の新潟県内の地震活動[2024.1.23掲載]